2016.03.09 Wednesday
終演後の挨拶にかえて 渡辺宏明

(写真:伊藤勇司)
日本橋の商家の出でありながら14歳で芸者遊びを覚え放蕩三昧。16歳で貸本屋に奉公するが、真面目に働くこともなく、読書三昧の毎日。沢山の本を読み、俳諧・茶番劇を嗜むことで戯作者としての才能をみるみる発揮した、いわゆる天才肌。27歳の若さで江戸に三つしかない一座のトップ作家まで登りつめる。
人の情に厚く、歌舞伎界きっての人格者であり、色に溺れず贅沢を好まない。
「お客様に親切に、俳優に親切に、興行主に親切に」の「三親切」を念頭に作品を作り続け、その美しい七五調の台詞は「日本のシェイクスピア」と称される。歌舞伎の歴史上、最も多く作品が上演されている狂言作者。
『カゲキ・浅草カルメン』での河竹新七は青春時代、つまりは過渡期の時期でした。
「白波物」(悪党と主人公とする世話物)の作家として有名な黙阿弥ですが、愚鈍や歌二郎といった�セ坩罎忘�付いた悪党たち�イ判于颪�事で白波作家として成功した、というプロセスの部分をフィクションとして望月さんは描いた。
若い頃の�ナ�蕩三昧�ァ像ノ�作者としての成功�イ隆屐�その間の新七の心中を埋め尽くす感情は「覚悟」と「狂気」でした。
賎民に堕ちる覚悟
時代を俺に描かせろという狂気
自分の芝居、全てのシーンでそれを表現し切れていたかはわかりませんが、そんな過渡期の河竹新七を演れて本当に良かった!
「最後の口上、色んな人に褒められたろ!褒められたらちゃんと実感して、自信にしなきゃダメだぞ!」
と望月さんから言われましたが、たぶん一番褒めてくれたのは望月さんです!
ありがとうございます。
『カゲキ・浅草カルメン』に関わって下さった全ての皆様、本当にありがとうございました!!!!!!
そして、ありがとう新七。
次にお会いするのは夏、八月!
『問わず語り』ですね。
とりあえず永井荷風の全集を1冊借りて来ました。驚いた事があったのですが、全集の中に荷風の「黙阿弥 評」のエッセイが掲載されていたのです!!あぁ、こうやって文化・芸術というものは繋がっているんだなぁと…
次に向かってまた勉強して行きます!精進します!
本当にありがとうございました。
河竹新七 役
渡辺宏明
- 浅草カルメン
- 00:17
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